
都議会を傍聴して感じた“進行の壁”
雨の日の気づき――都議会傍聴にて
2025年6月3日、都内はあいにくの雨模様。こうした日は屋内での活動を選び、東京都議会の本会議を傍聴してまいりました。テレビやニュースで何となく理解していたつもりでも、実際に現場へ足を運んでみると、場の空気や運営の様子から多くの新しい気づきを得ることができます。
本日の活動:都議会本会議の傍聴
傍聴したのは、本会議における代表質問の時間帯でした。冒頭では、最大会派である自民党の議員による、小池都知事への代表質問が行われました。持ち時間は約30分。その中で多岐にわたるテーマが取り上げられました。
現場で感じたのは、質問が非常にテンポよく進む一方で、内容の消化が追いつきにくい点でした。質問が多く盛り込まれているだけでなく、それぞれの前振りが長く、さらに配布されたペーパーと実際の発言にズレがあることもあり、議事の流れを追いづらく感じる場面がありました。
議会の構造に感じた「見えにくさ」
進行が一問一答形式ではなく、まず数十項目に及ぶ質問が一通りまとめて読み上げられます。その後、回答する側にバトンが移り、一気に答弁がされる構成になっているため、一つ一つの質問に対して議論が深まる場面は見られず、傍聴する側としてもライブ感に乏しい印象を受けました。
さらに、前列に新人、後列にベテランが座るような構造や、私語・ヤジが起きやすい物理的配置も、会議運営の改善余地を感じる一因です。傍聴席からは実際にうたた寝をしている議員の姿も見られましたが、形式や進行のあり方が、集中を持続させづらくしている面も否定できません。
今後の予定
今後も機会を見つけて、議会の現場や委員会の傍聴を継続していく予定です。外からは見えにくい部分こそ、自分の目で確かめ、必要な視点を得る努力を重ねてまいります。
制度を支えるのは、現場への関心から
このホームページを通じて、私の活動や地域への想いを皆さまと共有し、持続可能な地域の未来を共に築いていきたいと思います。引き続き、よろしくお願いいたします。
加藤てつお
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